『村上春樹 世界文学入門』書評

概要

『村上春樹 世界文学入門』は、村上春樹が好きな作家や作品を紹介しながら、世界文学の魅力を紹介する一冊です。随所に村上春樹のエッセイも収録されており、彼の独自の視点から世界文学を考えることができます。

感想

この本は、村上春樹の小説を読んでいる人には特におすすめです。彼が好きな作家や作品について語ることで、村上春樹の小説に共通する要素や影響を受けた要素を知ることができます。また、彼が紹介する作家や作品は、知っている人も多いものが多いため、自分の読書リストに加えることができます。

本書の素晴らしい点は、村上春樹のエッセイが収録されていることです。彼が世界文学について考える際に持っている独自の視点が、この本にも現れています。特に彼が、オリジナル小説と翻訳小説の違いについて述べたエッセイは興味深く、翻訳文学の存在意義について考えさせられました。

ただ、本書があくまでも村上春樹の好きな作家や作品を紹介することが目的であるため、他の文学愛好家から見ると偏った見方をしているとも言えます。また、本書で紹介される作家や作品は、あくまでも村上春樹の好みによるものであり、多様性に欠けるようにも感じられます。

まとめ

『村上春樹 世界文学入門』は、村上春樹ファンには必読の一冊です。自分の読書リストに加えたい作家や作品を知ることができたり、村上春樹の小説の背景にあるものを知ることができるため、より深く彼の作品を理解することができるかもしれません。ただし、他の文学愛好家からは偏った見方と映る場合があるので、注意が必要です。

【参考文献】

村上春樹「村上春樹 世界文学入門」講談社


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