あらすじ
東京大学を目指し、全国大会出場を目指す吹奏楽部の物語。しかし、プールでの水泳練習中に、顧問の敏腕監督が突然失踪してしまう。困惑に陥る部員たちだったが、新たに監督を迎え、再度決起する。
感想
吹奏楽部の青春物語ということで、どちらかというと軽い印象を持って読み始めたが、途中で物語の展開に引き込まれ、最後まで一気に読み進めた。主人公たちのそれぞれの性格がとても鮮明に描写されており、物語の中で変化していく姿が感動的だった。また、監督の失踪や部員たちの人間関係など、サスペンスもあったため、読み終わった後もしばらく余韻が残った。
評価
私はこの本をとても面白いと感じた。青春小説というジャンルの作品を多く読んできたが、この本はその中でも抜きん出た作品だと思う。特に、キャラクター描写が素晴らしく、どの部員も魅力的だった。また、物語にサスペンス要素があったため、読み応えもあった。ただ、楽器に関する知識がない人には、楽器の種類や演奏についての説明が不足しているかもしれない。そこが改善されると、より多くの人に楽しんでもらえる作品になるのではないだろうか。
以上が私の「風が強く吹いている」の感想です。ぜひ読んでみてください。
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