『攻殻機動隊 1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER』レビュー

はじめに

『攻殻機動隊』シリーズの1.5巻目『HUMAN-ERROR PROCESSER』を読んでの感想をレビューします。この巻は、作者の士郎正宗氏が原作を手がけるテレビアニメ『攻殻機動隊 SAC』に登場する、草薙素子とバトーの活躍が描かれています。

ストーリー

本巻は、4つのストーリーが収録されています。
1つ目は、素子が謎のサイバーテロ組織「アリエスの騎士」に囚われるストーリー。
2つ目は、バトーとタチコマが追いかけるスパイ事件にまつわるストーリー。
3つ目は、荒巻大輔が中心となるレジスタンス活動を描いたストーリー。
最後の1つ目は、翻訳家として活動する有馬公生氏と作者士郎正宗氏の対談が収録されています。

評価

本シリーズのファンである筆者にとって、草薙素子とバトーの活躍が描かれたストーリーは、非常に楽しめました。特に素子がアリエスの騎士に囚われたストーリーは、彼女の強さや機敏な行動力が光る作品となっています。また、荒巻大輔が中心となるストーリーは、本シリーズの中でも人間と機械の関係性に着目した作品となっており、深いメッセージが込められていると感じました。

ただし、本巻に収録された翻訳家と作者の対談は、少し話題が逸れがちな印象を受けました。

まとめ

『攻殻機動隊 1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER』は、本シリーズファンには必読の1冊です。草薙素子とバトーの活躍はもちろんですが、人間と機械の関係性を描いたストーリーも見逃せません。ただし、最後の1つ目の対談は話題が逸れている印象が残りました。

※本記事はあくまでも筆者個人の感想であり、他の読者の評価と異なる場合があります。