あらすじ
杉浦花(つばき、通称:つっちー)は、貧しくどこにでもいる普通の女子高生。そんな彼女が通う学校には、お金持ちの生徒ばかりが通う「エリート高校」がある。上層部の生徒たちは、つっちーたち下層部の生徒をいじめることが日常茶飯事だった。
ある日、つっちーは、エリート高校の生徒である花沢類(はなざわ りゅう)に助けられる。彼は、上層部の生徒たちに苦しめられるつっちーを見て、彼女を助けることを決意する。しかし、花沢類は自分勝手で独善的な性格で、周囲から非常に嫌われていた。そんな彼が、なぜつっちーの味方になったのか…?
感想
「花より男子」は、高校生活を舞台にした青春ラブコメディーです。主人公のつっちーは、おおらかで優しい性格が魅力的で、彼女を取り巻くキャラクターたちも、それぞれ個性があり魅力的です。
特に、花沢類は、最初は彼女を助けてくれるものの、その後もなかなか素直になれず、つっちーとの距離を感じさせます。しかし、彼自身にも深い悩みがあり、それを知ってからは、彼の人間性にも理解を示せるようになっていきました。
また、エリート高校の生徒たちのエピソードも面白かったです。彼らが、つっちーたち下層部の生徒をいじめる理由や、彼ら自身の悩みを描いているところに、作者の描く「人間模様の描写が上手い」という印象を受けました。
最後に、恋愛面にも、随所にドキドキ要素が散りばめられており、読んでいても飽きることがありませんでした。全体的に、青春ラブコメディーの王道を行くような作品だと感じました。
評価
「花より男子」は、個性的なキャラクターたちによるドキドキの恋愛模様、上下関係が描かれるエリート高校の設定など、多くの要素が詰まった青春ラブコメディーです。キャラクターたちの心情描写が上手く、ストーリーにも飽きさせない魅力があります。全編を通じて、非常に手触りの良い作品だと感じました。評価は5点満点中4点です。
参考文献:
花より男子 (1) (マーガレットコミックスDIGITAL) 著者:神尾葉子
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