この本は、人間が戦争を行う心理的、社会的な理由について深く掘り下げた興味深い一冊です。
内容
著者は、人間の本質的な特徴や歴史的な背景、文化的な差異などを踏まえながら、戦争がなぜ起こるのかを分析しています。また、現代のテロ攻撃や紛争に関する最新の研究や実例を取り上げています。
本書は 「ホモ・サピエンスのサピエンス(知性)」というテーマで構成されており、人間が驚くべき知能を持っている一方で、自己欺瞞や集団思考によって、戦争を正当化することができると指摘しています。
感想
本書は、非常に興味深く、洞察力に富んでいると思います。著者が豊富な知識を持っていることがわかりますし、観点も常軌を逸したものではなく、慎重に調査されていると感じました。特に、紛争がいかに音を立てず、秘密裏に進んでいるかを示す例が印象的でした。
まとめ
一言で言えば、この本は、人間がなぜ戦い続けてきたのかを分析した貴重な一冊です。歴史的な観点や社会学的な視点から見たものや、現代のテロ攻撃や紛争に関する実例を取り上げているため、読みやすく、一度手に取ってみる価値があります。
参考:Sugaya, S. (2013). 人間はなぜ戦うのか : 未だ解明されていない「人類最大の謎」と向き合う. 文藝春秋.
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