「1Q84」ハルキ・ムラカミ著

ストーリー

「1Q84」という世界が舞台の、二人の主人公の物語。一人は、エアリーンという名の出版社編集者。もう一人は、カズオという名の自衛隊員。

エアリーンはある日、新しい仕事で出会った作家・御厨との出会いをきっかけに、異次元世界に入り込んでしまう。

同じ時期、カズオはある少女との出会いをきっかけに、彼女を探すために自衛隊を抜け出し、彼女がいるという国立病院に向かう。

二人の物語が異世界にて交錯しながら、徐々に現実世界と異次元世界が入り混じっていることが明らかになっていく。

感想

この小説は、正直に言って「不思議な世界」を描いた作品だと感じました。序盤は、二人の主人公の物語が並行して進んでいくものの、全く繋がらず、少し退屈に感じられる場面もありました。しかしながら、徐々に現実世界と異次元世界が入り混じる状況が増えていくにつれ、物語に深みが増し、興味深く感じました。

また、主人公たちの心境の変化にも注目してみると、より深い作品と感じられます。特にエアリーンが感じる、日常的な孤独感や大きな死に向き合う恐怖、カズオが感じる「自分の正しさ」への戸惑いなど、人間ドラマとして深い魅力を感じました。

ただ、細かい描写が多く、文章も非常に長く、難解な部分もあるため、読み終えるまでに相当な時間がかかりました。

まとめ

「1Q84」は、他のムラカミ作品と同様に不思議な世界が描かれている。物語自体は少し退屈に感じられた場面もあるが、日常的な孤独感や死に向き合う恐怖、自分の正しさへの戸惑いなど、心理描写に深みがある作品。ただ、文章が長く、読み終えるまでに時間がかかるため、気長に読み進める必要があるかもしれない。


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