概要
本書『騙されない力』は、大手広告会社に勤める著者が、広告やマーケティング手法についてのウソ、偏り、トリックについて、わかりやすく解説しています。この本を読めば、広告やマーケティングを見分ける力が身につくとされています。
おすすめポイント
まず、本書の魅力は、著者が自らここまで深く関わっている業界の裏側を包み隠さず話している点です。そして、その話には、広告やマーケティングへの洞察力、知識、経験が詰まっています。また、著者の語り口は読者に寄り添ったものであるため、わかりやすいだけでなく、読みやすくもあります。
内容紹介
一例をあげると、本書では、テレビCMでよく使われる「美しく華やか」な言葉が、実は人々の不安や欲求に訴えていることを紹介しています。また、これに対してどうすれば良いのか、具体的な解決策も紹介されています。そして、広告やマーケティングの手法だけでなく、マスメディア、政治、経済においても同じようなトリックが用いられていることが紹介されています。
感想
本書を読んで、過剰消費や誤った情報に捉われることが減りました。特に、広告やマーケティングの手法の中に潜む洗脳やハイプにどのように気づけばいいのかが、具体的に記されているため、非常に役に立ちました。ただ、書かれていることが業界から学べるWebサイトや本にもあまり違いがないため、業界人には不要な感じも受けました。
以上、『騙されない力』のレビューとなります。本書の中で紹介される「洗脳」という言葉が、印象深かった一冊です。
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