『鬼滅の刃』第1巻

ストーリー概要

本作は、竈門炭治郎という青年が、炭を求めるため旅をしている時に家族を鬼に襲われ、唯一生き残った妹の禰豆子を元の人間に戻す方法を探すため、鬼狩りの旅をする物語である。

評価

本作は、非常に面白く、一気に読んでしまう魅力的なストーリー展開が特徴的である。一見、単純な物語のようにも思えるが、登場するキャラクターたちの魅力や、物語の幅広さによって、どんな読者にも魅力的に感じられるだろう。

また、本作は、物語の中でも見事な画力で表現された華麗なアクションや、感情表現などが、読者を物語の世界に引き込むための余すところ無い完成度だと感じられる。更に、作者である吾峠呼世晴氏が描く、炭治郎と禰豆子の兄妹愛や、敵として登場する鬼たちの人間臭さなどに、読者は感情移入をして一度入り込んだら、やめられなくなること請け合いだ。

総評

本作は、既にアニメ化もされ、人気が爆発的に伸びていることからも、多くの人が魅了される良作である。これから物語を進めていきながら、新たなキャラクターや新しいストーリーや伏線などが徐々に明らかにされていくことから、ますます引き込まれていくこと間違いないだろう。本作を読んでいない人には、ぜひ一度チャレンジすることを薦めたく思う。