『図書館戦争』

ストーリー

『図書館法』によって禁書を取り締まる図書隊が存在する近未来の日本。主人公の伊藤雪菜は警察官の父親と図書隊員の母親のもとで育ち、自分も図書隊に入隊することを夢見ていた。しかし、入隊試験に失敗した雪菜は、偶然出会った図書館員の助手・投稿房秋人とともに、図書隊に反抗する図書館員たちとの戦いに巻き込まれることになる。

感想

本作は、図書館や本を巡るアクションエンターテインメント作品である。図書隊や図書館員の日常生活や、闇の部分が描かれており、登場人物たちの心境の変化や成長が丁寧に描かれていることが、本作の大きな魅力のひとつである。

特に、主人公の雪菜は、最初は自分に自信が持てず、図書隊への入隊試験に失敗して落ち込んでいたが、図書館員たちと出会い、自分の信念を見つけて成長していく様子が描かれている。そして、雪菜と投稿房が恋に落ちるとき、2人の距離や気持ちの変化も繊細に描かれている。

また、ストーリー全体の展開も巧みで、物語のラストに圧倒的なスケールの戦いが描かれるが、その細やかな描写が見事である。図書隊と図書館員たちとの間で、どちらが正義かという葛藤や、どちらが本当に大切なものを守っているのかという視点も考慮されているため、深い内容を堪能することができる。

まとめ

『図書館戦争』は、本や図書館に対する思い入れや信念をテーマにした、アクション・SF作品である。登場人物たちが成長していく様子や、ストーリー展開の巧みさが魅力であり、深い内容を楽しむことができる。図書隊や図書館員たちの戦いに興じたい方は、ぜひ一度手に取ってみて欲しい書籍である。


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