『電子書籍入門』のレビュー

概要

『電子書籍入門』は、電子書籍の基礎知識から選び方、読み方、管理方法などを解説した書籍です。著者の安西祐一さんは、電子書籍コンテンツの企画・制作を手がける出版社勤務や自身で電子書籍出版社を立ち上げた経験を持っており、熱心な読者に向けての情報提供も行っています。

内容

本書の構成は、電子書籍の概要から始まり、どのように選ぶか、読み方、管理方法、改造・カスタマイズ、書評など、幅広い内容が網羅されています。また、Kindle、iPad、Androidタブレットなど様々な端末別に解説がされているため、読者の使用する端末に合わせた情報を得ることができます。

さらに、電子書籍の問題点や未来についても探究し、検討することができます。特に、DRMの問題や、電子書籍こそが庶民に本を読ませる役目を果たし得る、という主張は目新しいものがありました。

感想

電子書籍に対する知識が乏しかった私にとって、とても詳しく解説している本書は手放せませんでした。特に、知っておきたい個所にウェブサイトや実際の端末の画像があるので、わかりやすく読むことができました。

また、著者の主張は説得力があって、賛否両論ありそうなDRMの議論についてもわかりやすくまとめてくれていました。電子書籍に対していい印象を持っていなかった方にも、読んでみてもらいたい本です。

まとめ

電子書籍の選び方、読み方、管理方法など幅広い内容を網羅し、著者の主張がわかりやすくまとめられている『電子書籍入門』は、電子書籍を使い始めたばかりの方から、もうすでに使いこなしている方まで、幅広い層におすすめできる書籍です。


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