「魔法使いの嫁」レビュー

あらすじ

主人公の高校生・彼女から家出同然に追い出された少女・琴耶(ことや)。そんな琴耶が出会ったのは、不思議な魔法使い・瀬文(せぶん)だった。自分を奴隷にするという瀬文から逃げ出した琴耶は、命がけで奴隷となり、瀬文と暮らすことに。やがて、魔法効果の強い生き物・カエルを飼うことになり、瀬文は琴耶に「魔法使いの嫁」と呼びかけるようになる。

感想

本作は、どこか懐かしさを感じるようなファンタジー作品。しっかりと作り込まれた世界観や瀬文と琴耶のやり取りなど、読み進むにつれて引き込まれていく。また、登場キャラクターたちの個性的な魅力にも注目したい。特に、カエル・ルーシェルの存在感は大きく、彼女とのやりとりはとても愉快である。一方で、ストーリーの展開が読者予想の範疇であることも否めない。しかしながら、読み続けることで、この世界観や登場人物たちを楽しめる本作は、ファンタジーが好きな人にはぜひオススメしたい。

評価

本作品は、5点満点中4点の評価をしています。世界観や登場キャラクターたちの魅力が非常に高く、読み進めていくうちに熱中できる作品となっている。いまいち物足りなさを感じてしまう点はあるものの、ファンタジーに興味がある人にはぜひ読んで欲しい一冊である。


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