『この世界の片隅に』レビュー

作品概要

『この世界の片隅に』は、こうの史代による日本の漫画作品。第二次世界大戦中、広島県尾道市で暮らす主人公すずの日常を描いた、心温まるストーリーとなっている。

ストーリー

舞台は1944年の尾道市。主人公すずは、おっとりとした性格の女性であり、好奇心旺盛。家族の世話や料理、手芸などをする日々を送っていた。

しかし、ある日、すずの住む街は戦局の悪化により、空襲の標的となってしまう。妹の家族も巻き込まれてしまい、悲惨な出来事が続いていく。

そんな中でもすずは、強い意志を持ち、自分にできることを努力し続ける。美しいものへの憧れや夢もあったすずは、自分自身を変え、周りの人々を支えることで、新しい世界を目指していく。

感想

本作は、突きつけられる過酷な現実と、変わることのどこか希望がのぞくストーリーである。

主人公すずは、初めは単純な女性のように描かれるが、純粋で内面的に強い女性として描かれていく。自分が変わらなければ、周りも変わらないと考え、明るさと勇気を持ち合わせ、頑張り続ける姿には感動する。

また、背景や物語の細部にまで、こだわりがある作画が印象的である。細かい絵柄からは、主人公すずの内面が伝わってくる。

本作は、映画やアニメなどにもなっており、その評価も高い。原作漫画も、心温まるストーリーと、表現力の高い作画が魅力的である。ぜひ、読んでみてほしい。

参考:『この世界の片隅に』著者:こうの史代


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