概要
「思考回路を変えれば人生が変わる」は、著者の森田卓郎氏が、日本でのカウンセリングの普及に尽力してきた経験から、自己啓発のための書籍として発行されたものです。
本書では、様々な自己啓発の手法に触れながら、思考パターンについて改善することにより、幸福感や充実感を実感する方法が紹介されています。
内容
本書は11章から成り立っており、以下のような内容が記載されています。
・第1章:「私はこう思う」
自分の思考回路が人生を決めるということを自己分析しながら、本書の目指すところを紹介。
・第2章:「自分を知る」
自分自身の個性から、自分の思考パターンを認識することで、自分に合った自己啓発の方法を見つける。
・第3章:「心のブレーキを外す」
過去の固定観念が未来を制限するという考え方から、思考のパターン変化を考える。
・第4章:「インプットで脳を変える」
新しい情報を学ぶことで、視野を広げ、現状からの脱却を目指す。
・第5章:「ストップして飛び出す」
自分の感情に圧倒されず、冷静に現状を認識する。
・第6章:「ポジティブになるコツ」
ポジティブ思考を体得するための方法を紹介。
・第7章:「考え方には色がある」
思考のパターンを色にたとえ、自分に合った色を見つけることで、思考を整理する方法を紹介。
・第8章:「物事を捉える角度」
問題へのアプローチの方法を紹介し、優れた解決策を見つける方法を解説する。
・第9章:「バランスをとるために」
仕事とプライベート、身体と心のバランスをとるための考え方を紹介する。
・第10章:「自分と向き合う」
自分が何を望んでいるのかを把握し、実現するための行動を起こす方法を紹介する。
・第11章「心の貯金」
考え方、行動、感情をコントロールし、人生の目的を見つけるための方法を紹介する。
感想
本書の魅力は、ポジティブ思考や自分と向き合うことを重視した内容であることです。また、実際のカウンセリング経験をもとにした事例が多数紹介されているので、自己啓発本にありがちな理論だけの内容ではなく、現実的なアプローチが期待できます。
ただし、本書にはやや奥深い内容も多いため、いくつかの章で理解が追いつかない場合もありました。また、実践するには時間がかかることがあるので、入門書としては少し敷居が高いと感じました。
まとめ
「思考回路を変えれば人生が変わる」は、カウンセリングのプロが書いた自己啓発本として優れた内容を持っています。実践するには時間がかかるかもしれませんが、自己分析やポジティブ思考を体得する方法が詳細に書かれているため、自分自身を向上させるための一冊としておすすめです。
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