『物語のストーリー: ライブとドキュメントで考える』のレビュー

概要

「物語」について、文学の分野だけでなく、映画、ドラマ、音楽ライブ、ドキュメンタリーなど多様な視点から考察した一冊。美術館・展示会での演出や、ビジネスでのストーリーテリングなど幅広い分野で応用されている事例も紹介している。

感想

この本は非常に面白かった。筆者の視点が多岐にわたっており、様々な分野のストーリーテリングが紹介されており、読み進めるにつれて自分自身も様々な種類の物語に興味を持ち始めた。特に音楽ライブについては、初めてその背後にあるストーリーが意識できるようになり、感動を新たにした。

また、各章の立ち上げ方が非常にうまく、ストーリーを組み立てるような読み進め方ができた。例えば「生身の体験が売りのものづくり」であれば、JINS MEMEという人間の体験からデータをとって眼鏡をつくるという製品を紹介し、読者はそれがどのようなストーリーを持っているか、どのようにビジネスに活かされているかを理解した。

ただ、時には分野が混在しすぎて混乱してしまう場面もあったため、章ごとに区切って読むことをおすすめする。

まとめ

「物語のストーリー: ライブとドキュメントで考える」は、ストーリーテリングに興味を持っている人におすすめの一冊。幅広い分野からの事例紹介と、各章の構成が読みやすく、自分自身もストーリーを組み立てたくなる内容になっている。ただし、混乱しないように章ごとに読むことをおすすめする。


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