『君たちが学校へ行く理由』のレビュー

あらすじ

青春時代の輝きや友情、家族の暮らしに触れられる、三浦しをんによる小説『君たちが学校へ行く理由』。主人公の女子高生・結衣は、人気があって目立つ４人組の友達と一緒に高校生活を楽しんでいた。しかし、ある日、二人の友人が自殺をしてしまう。その後、結衣は自分たち４人が何が不足していたのか、何を取り戻したかを探す旅に出る。

感想

本作は、少し重いテーマを扱いつつ、描き方が丁寧なので、読みやすい。作者の三浦しをんは、内容に無理がない分、青春小説の分野で高い評価を受けている作家さん。それぞれのキャラクターが、普通の高校生であることもあって、失業中の父親を養うためにアルバイトする結衣が息苦しさを感じつつも、面白く読める一方で、友情にも迫ったシーンがたくさんあるので、感情移入でき、思いっきり涙を流すこともあると思われます。

まとめ

『君たちが学校へ行く理由』は、青春小説好きにおすすめである。テーマは重いものの、無理がない描き方がされており、読みやすい。それぞれのキャラクターが魅力的で、友情の素晴らしさも伝わってくる。一度、読んでみるといいと思います。

※本作に含まれる内容に心に余裕のない方や、未成年の方は、ご注意ください。