書籍レビュー：『世界史の中の日本』

概要

『世界史の中の日本』は、歴史学者・小和田哲男氏による日本史の解説書です。本書では、日本が世界史の中でどのような位置付けにあるかを述べながら、日本史の特徴、日本と海外の交流の歴史、日本の現代史に至るまでを分かりやすく説明しています。

感想

本書は、日本史に興味がある人には必読の書であると言えます。小和田氏は、日本史の専門家でありながら、分かりやすい文章を書くことができる点が魅力的です。
また、日本が世界史の中でどのような位置にあるか、という視点から読めるので、日本史を学ぶ上での一つの切り口にもなります。
ただし、本書の対象読者はあくまで一般の人であり、日本史の専門家にとっては物足りない内容かもしれません。

詳細

本書は560ページにも及ぶ大著であり、以下のような内容が含まれています。

第１部　前史から古代まで

・日本史の特徴と概要
・先史時代から古代の朝廷までの歴史

第２部　中世から近世へ

・日本と周辺国との関係
・中世の日本と幕府時代の歴史
・江戸時代の文化と経済

第３部　日本の近現代

・明治維新から第二次世界大戦までの歴史
・戦争と敗戦
・戦後の日本の社会、文化、政治

以上のように、幅広い範囲をカバーしています。また、本書の特徴の一つは、写真やイラストが多く使われていることです。これにより、文章だけで理解しづらい部分も一目で理解できるようになっています。

参考文献：小和田哲男『世界史の中の日本』講談社