『君の膵臓をたべたい』の感想

あらすじ

主人公・僕は、学校の美少女・山内桜良さんに「あなた、もしかして…」という言葉で出会う。彼女が自分の病名を告げることから、僕たちはしばしば一緒にいるようになる。そして、桜良さんの最後の願い「君の膵臓をたべたい」という言葉が僕の心を揺さぶっていく。

感想

この小説は、タイトルからして異色ですが、読み進めるにつれて鳥肌が立つほどの感動を覚えました。主人公・僕が、普段から周りのことに無関心な高校生であったところから、桜良さんとの出会いがきっかけで、生きることの大切さを知り、真摯に向き合っていく姿が胸に迫ります。

また、小説の途中に挟まれる桜良さんの日記は、そのまま彼女の心の叫びのように感じられ、読んでいるこちらまで胸につかえてしまいます。結末は予想できるものの、最後まで手放すことのできない作品だと感じました。

まとめ

『君の膵臓をたべたい』は、タイトルからしてどのような内容か予測できない異色の小説であり、主人公・僕が成長していく姿や、桜良さんの日記から伝わる想い、そして最後の願いに圧倒され、涙がこぼれ落ちるほどの感動を覚えました。ぜひ、読んでみて欲しい作品です。