社会進化を読み解く上で欠かせない書籍
ユヴァル・ノア・ハラリ氏による『サピエンス全史』は、言葉通り「ヒトの歴史を総括する」という野心的な問いに挑んだ書籍です。
彼は、人類がどのようにして現在に至ったのか、そして今後どうなっていくのかについて、科学的に考察しています。
アプローチ方法に注目
本書籍の最大の特徴は、人類史に関する幅広い知識と深い洞察力に基づいた、大胆かつ新鮮なアプローチにあります。
例えば、彼は現代社会が「信用の上に成り立っている」という論点に着目し、その理由や人間の社会性を解析しています。
問題提起と提言
また、本書籍は人類史の過去と現在だけでなく、未来についての予想や展望も明確に提示しています。
彼は、テクノロジーの進歩や人工知能の発達がもたらす可能性のある大きな脅威とチャンスを理性的に分析し、現代人類が抱える問題提起と解決策を提言しています。
感想
まさに「人類史の総括」という大掛かりなテーマに取り組んだ『サピエンス全史』は、人間の進化史と社会進化を読み解く上で欠かせない書籍です。
また、語り口も抜け目なく、知らなかった事実がたくさん登場するため、物語のようなストーリー展開で情報を処理できるため、非常に読みやすく理解しやすい構成になっています。
読書好きな方はもちろん、人間の進化もしくは社会進化に興味のある方には特におすすめしたい一冊です。
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