『銀河英雄伝説』

あらすじ

 3000年後の未来、銀河帝国と自由惑星同盟が世界を二分する時代。帝国の英雄ラインハルトと同盟の英傑ヤンは、互いに激しい戦いを繰り広げながら、それぞれの信念を貫く。

感想

 本書は、作者・田中芳樹の代表作であるSF小説であり、全10巻、総ページ数1500ページもの大作である。登場人物の人間味あふれる心理描写、政治・歴史の複雑な描写、そして戦闘描写など、多くの要素が詰まっている。

 物語の中心となるラインハルトとヤンは、それぞれの陣営の英雄として描かれながら、戦争を通して人間として成長していく様子が臨場感たっぷりに描かれている。また、戦争という国家・政治的なテーマも巧みに絡められており、世界観が広がる。

 ただ、本書は長大であるため、読み始める際には覚悟が必要だ。全10巻を一気読みするのは至難の技であり、中途半端に読んでしまうと物語の魅力に気づかないまま恐ろしいほどの時間が過ぎてしまうことになる。しかし、読み切れば、想像以上の感動が待っていることは保証できる。

まとめ

 『銀河英雄伝説』は、登場人物の人間味、政治・歴史の描写、戦闘描写など多くの要素が詰まったSF小説であり、SF好きならば絶対に読むべき作品である。読み始める際には、時間の確保と根気が必要であるが、読み切れば絶対に魅了されることだろう。

※本書の電子書籍版は、多数の錯字・誤字があるため、注意が必要。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です