書籍レビュー：平凡な現実の中に美を見出す『それでも、日本人は美を求める』

概要

『それでも、日本人は美を求める』は、東京藝術大学教授の小林秀雄氏による、美を求める日本人の心理についてのエッセイ集です。日本にはいたるところに美があり、その美を求める心があることが本書のテーマです。

小林氏が日本の美意識や美の表現方法について深く掘り下げていることが本書の魅力です。特に、日常の中で見慣れた風景や物の中にある美を見つけ出す方法についての解説は、読んでいて目からウロコが落ちたような気がしました。

また、日本の伝統的な美意識と現代の美意識との関係性にも触れられているのがポイントです。現代の日本人は、伝統的な美意識と現代的な美意識を融合させることで自分たち独自の美意識を持っているのかもしれないと考えさせられました。

『それでも、日本人は美を求める』は、日本人の美意識について深く考えさせられるエッセイ集でした。日本にはあらゆるところに美が存在し、小林氏がその美を見出すための方法を解説してくれています。現代の日本人の美意識についても触れられており、身近なものの中にある美を見つける楽しさを再確認できる一冊です。