『鬼滅の刃』上下巻

概要

『鬼滅の刃』は、吾峠呼世晴による人気漫画作品で、アニメ化や映画化もされている。本書は、第1巻「炭治郎・竈門」、第2巻「病気の呼吸法」の2冊を合わせた上下巻で構成されている。

主人公の竈門炭治郎は、家族とともに暮らす普通の少年だったが、ある日家族を襲った鬼の手で妹・禰豆子だけが生き残る。人間を鬼に変えることができる鬼のため、彼女も鬼へと変身してしまう。炭治郎は、妹を人間に戻すため、鬼狩りを始める。

本巻では、炭治郎が様々な鬼たちと戦いながら、新たな仲間たちと出会っていく様子が描かれている。また、彼が鬼狩りを始めたきっかけである家族の死に関する過去の回想もあり、感動的なシーンも多い。

本作の主人公。鬼狩りをしながら、妹・禰豆子を人間に戻すために奮闘する。

炭治郎の妹で、鬼に変えられてしまうが、彼女も人間に戻ることを願っている。

炭治郎と出会った仲間の一人。雷の呼吸法を使う。

鬼殺隊に所属する剣士。水の呼吸法を使う。

鬼滅の刃は、絵もストーリーも非常に魅力的で、一気に読んでしまいました。鬼たちの個性的なデザインや、呼吸法という独特なシステムも興味深かったです。また、炭治郎の家族に関する回想シーンなど、涙腺が緩む場面も多くありました。

ただ、語り口が時折古風なため、読みにくい部分もありました。また、時折展開があまりにも急すぎる印象を受ける場面もあり、少し読者を置いていかれた感があるかもしれません。

『鬼滅の刃』は、絵やストーリーが魅力的で、アニメや映画など多くのメディアでも話題となっている。本巻も同様に、各キャラクターの個性が光るストーリー展開で、非常に楽しめた。語り口の古風さや、急な展開があるものの、続きが気になってしまう魅力的な作品だ。