あらすじ
主人公であるユリは、父親の再婚後に家を出て一人暮らしを始めていた。ある日、自分の部屋の前に現れた男性・篤人に出会い、彼に惹かれていく。しかし、篤人には婚約者・美和がいることを知り、ユリは複雑な心境になる。そんな中、ユリは自分の体に不調を感じ、病院に行くことになる。そこで、月経困難症と診断されたユリは、月の杯を使うように助言される。初めは抵抗があったが、しだいにその効果に気づき、自分と向き合うようになっていく。
感想
この本は、女性の体について真摯に向き合っている点が素晴らしいと思います。月経についての不快感やトラブルは、多くの女性が抱えているものですが、その解決策として月の杯を紹介しているのは画期的だと思います。また、主人公のユリが自分自身を取り戻していく過程がリアルかつ丁寧に描かれているので、共感を覚えました。
まとめ
「月の杯を飲む女性」は、女性の身体についての知識や月経に苦しむ女性たちへの提言が盛り込まれた、素晴らしい書籍だと思います。読んでよかったと思うし、月経に悩んでいる女性に特におすすめしたい1冊です。
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