『君たちはどう生きるか』

概要

『君たちはどう生きるか』は、日本の児童文学作家・野間武雄による小説です。主人公の少年・小太郎が、教師である「祖父」からのメッセージを通じて、人間としての真の生き方を学び取っていく物語です。

レビュー

小太郎が祖父から言われた言葉「君たちはどう生きるか、悩み共にせよ。そして、生命の航海に信念をもて」に導かれながら、読み手自身にとって自問自答を行わせる本作品は、個性と強さを持つ人間たちを描き、心に響く作品となっています。
　
南渕橋小学生の少年・小太郎が、祖父の死をきっかけに問いかけを受け、自分を取り巻く問題や自分自身のあり方、人々への対応策を模索する様は、読者の多様な心情を呼び起こし、共感をもたらしてくれるでしょう。
　
物語の中で繰り広げられる、誰もが抱えるであろう想いや思考に対しての答え合わせの様子は、小太郎と読者との心の交流とも見られ、とても感動的なものとなっています。

感想

本書は、教師や親御さん、そしてお子さんだけでなく、どんな年齢の方にも読んで欲しい作品の一つです。自分自身に問いかけることで、先人の知恵や尊敬すべき人々に学ぶことができるという素晴らしいメッセージを与えてくれます。また、物語のあらすじも分かりやすく、読みやすいので、是非色んな人に手に取ってもらいたい一冊です。

参考：https://www.amazon.co.jp/dp/B00BWECJ7E/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1