短いあらすじ
主人公の少女・白川京は、突如異世界へと召喚され戸惑いながらも、生き残るために必死に戦いを続ける。しかし、自らを蜘蛛の姿に変えられ、弱体化した状態での生存はますます困難になっていく。
感想
本作は、即死フラグを回避しつつ、どのように生き残っていくかというサバイバル要素が魅力的な作品だと感じた。作者の巧みなストーリーテリングにより、主人公が急速に強くなっていく様子や、敵との戦いが繰り広げられる中だからこそ見つけられる同胞の存在が描かれ、非常に読み応えがある。
また、主人公が蜘蛛の姿に変えられたことで、普通に戦える人間とは違う方法での戦いが見られるのが面白かった。それとともに、人間とは異なる種族たちが暮らす異世界観や、思わずクスッと笑えるシーンなど、読み手を惹きつける要素が盛りだくさんである。
個人的に、少女が蜘蛛に変わるという少々グロい描写が苦手な人には向いていないかもしれないが、それでも丁寧な描写により臨場感たっぷりに描かれており、この作品には欠かせない要素の一つだと思う。
おすすめポイント
・サバイバル要素が魅力的で読み応えがある
・主人公が蜘蛛に変えられたことで非常に面白い展開が見られる
・異世界観や種族たちの描写が丁寧で、読み手を惹きつける要素が盛りだくさん
以上のように、「蜘蛛ですが、なにか?」は、非常に楽しめる作品であると感じました。数巻読み進めた段階で、ますます熱くなっていき、早速次の巻を手に取りたくなってしまうほど。
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