概要
『世界の軽井沢』は、俳優の吉田鋼太郎が主演するNHKのドラマで、軽井沢を舞台にしたミステリー作品です。原作は、横山秀夫の同名小説で、全12話構成で放送されました。
ストーリー
1935年、コンサートピアニストの千鳥かなめ(波瑠)は、軽井沢の別荘で幸せな生活を送っていました。そんな彼女のもとに、元カレで軍人の岸部修二(吉田鋼太郎)が再び現れます。かつて恋人同士だった二人は、かつての想いを取り戻していきます。
ところが、軽井沢の町で数々の殺人事件が発生し、岸部はその犯人として疑われてしまいます。そんな中、かなめは岸部の真実を知り、彼を救おうと奮闘します。
レビュー
『世界の軽井沢』は、美しい軽井沢を舞台にしたサスペンスドラマです。吉田鋼太郎演じる岸部は、愛すべき老兵として、そして容疑者として演じられています。波瑠演じるかなめは、彼女ならではの女性的な毅然とした演技が見事です。
ストーリーテリングは丁寧で、犯人の正体が分かった瞬間には「ああ、そうだったか!」という納得感があります。また、劇中に挿入されるクラシック曲の使用も秀逸で、視聴者を音楽に包ませてくれます。
ただ、あまりにも過剰な演出が存在するかなと感じました。例えば、吉田鋼太郎が酔い潰れて吐いているシーンや、犯人の狂気的な言動など、過剰な演出が目立ちます。しかし、このような過剰な演出こそが、このドラマの特徴と言えるかもしれません。
まとめ
『世界の軽井沢』は、美しい軽井沢を舞台にしたサスペンスドラマで、物語の展開が丁寧に描かれています。吉田鋼太郎や波瑠の演技は見応えがあり、劇中に使用されるクラシック音楽も素晴らしいですが、時に過剰な演出に違和感を覚えることもあります。それでも、サスペンス好きならぜひチェックしてほしい作品です。
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