ストーリー概要
本書は、1920年代に出版された佐藤愛子の小説「君たちはどう生きるか」を基に、2017年に発売された海野十三氏による質問形式の哲学書である。物語の主人公である少年・政次の人生観を深く掘り下げ、読者に向けての問いかけや提言などが織り込まれている。
感想
本書は、「生きる上での哲学的な問いかけ」をテーマにした書籍である。佐藤愛子の名作が元になっているため、物語を通して読む楽しさもある。
海野氏は、本書で政次が直面する様々な問題や悩みに対して、自身の考えや哲学を織り交ぜ、読者に訴えかけている。例えば、「私たち人間は、他者を助けることで自分自身も幸せになる」といったことが紹介されている。また、「個性を持つことが大切だが、それには個性を発揮し続ける勇気が必要だ」といったアドバイスも掲載されている。
全体的に、読みごたえがあり、途中から一気に読み進めたくなるような内容になっている。ただし、哲学書であることから、多少難易度が高めであることも事実。中級者以上の哲学ファンにはぴったりの一冊だろう。
まとめ
「君たちはどう生きるか」は、佐藤愛子の名作を書籍化した物語であり、哲学的な問いかけやアドバイスを提供する質問形式の本でもある。海野十三氏の独自の視点を踏まえたアドバイスは、心に響くものがあると思う。読む人によっては多少難易度が高いかもしれないが、哲学好きな方は是非読んでみてほしい。
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