概要
「殺人鬼に愛された女」は、著名な心理学者であるヘレン・モリソン博士が、実際の犯罪者との面会やインタビューを通して得た知見をもとに、殺人鬼と被害者の心理に迫った一冊です。
感想
本書は、シリアルキラーについての研究書ではありますが、単なるグロい話ではなく、人間心理や社会問題についての深い洞察がなされている点が非常に興味深かったと思います。
特に、被害者やそれにまつわる家族の心情についての記述が多く、彼らの悲しみや苦しみがどれだけ深いものかを実感することができました。また、犯罪者自身が抱える心理や行動を知ることで、彼らの犯罪がなぜ起きるのか、また防ぐためにはどのような対策が必要なのかについて、考えを深めることができました。
また、本書には、心理学の分野においての最新の研究や学説が含まれており、それらをわかりやすく説明してくれる点も大きな魅力でした。
まとめ
「殺人鬼に愛された女」は、シリアルキラーや殺人事件に関心を持っている方だけでなく、人間心理や社会問題について考えるうえで非常に有益な一冊です。心理学の基礎的な知識がある方には特におすすめします。
参考:「殺人鬼に愛された女」
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