概要
「東京奇譚集」は、「美少女戦士セーラームーン」の武内直子が描く、東京の怪異を題材にした短編漫画集です。全6話収録されており、時代や背景が異なる短編が展開されながら、東京の奇妙な出来事を描きます。
ストーリー
第一話「赤ずきん」は、色っぽい赤ずきんが喪服の男につきまとわれる前代未聞の怖いお話です。第二話「きもいい」は、顔が普通以上にきもい美術教師が出てくるお話です。第三話「シャンデリア」は、毎晩鳴る謎のチャイムを追いかける女子高生が主人公のお話です。第四話「ハンドスケッチ」は、呪われた絵の具セットによって、描いた絵から魂まで取られてしまうお話です。第五話「プチ足の王子様」は、小さな足を持つ王子様と、足が長くて美しい王子様が登場するお話です。第六話「カメの手」は、ペットのカメの手の赤ちゃんが、人間に姿を変えて復讐をするお話です。
感想
自分が住んでいる東京にも、こんな不思議な怪異があるのかと、不思議とワクワクしながら読みました。時代背景が異なる上、武内直子の繊細で美しいイラストが加わることで、全く別の世界のような雰囲気を醸し出しています。ただ、出てくる怖い顔やシチュエーションがリアルなため、すごく怖かったです。
評価
「東京奇譚集」は、あまりメジャーで知られていない作品ですが、その深い奥行きと緻密な構成には驚きました。武内直子のファンや、都市伝説が好きな人には、ぜひ読んでほしい作品です。ただし、苦手な人は、思い切って避けた方がいいかもしれません。
以上、短いけれど怖い「東京奇譚集」のレビューでした。
コメントを残す