あらすじ
『青空の春』は、高校生の主人公・香月るり子が、自らの音楽への情熱と、恋愛や友情、家族との葛藤を描いた青春小説です。るり子は地味で目立たない存在だったが、音楽教師の影響でピアノを始め、自分の才能に気付きます。そんな中、同級生の正義と出会い、彼女の人生に大きな転機が訪れます。
感想
まず、この小説が素晴らしいと思うのは、主人公・るり子の表情や気持ちへの描写が非常に丁寧で、読者に彼女の内面をリアルに感じさせてくれる点です。また、音楽に関する描写も非常に美しく、読むたびに身体が震えるような感動を覚えます。さらに、友情や家族の問題など、テーマが豊富で、深いメッセージが随所に散りばめられています。
物語の展開には、どこかノスタルジックな雰囲気が漂っており、読んでいる間はあたかも自分自身が高校生だったかのように、昔を思い出すことができます。ただ、少しページ数が長いのがネックですが、それでも最後まで引き込まれるストーリー展開です。
まとめ
『青空の春』は、主人公のるり子が奮闘する音楽と青春、そして人間関係が描かれた物語です。豊かなテーマとリアルな描写が魅力で、感動しながら読み進めることができました。是非、多くの人に読んでもらいたい作品です。
※本書の発売日は2020年7月1日です。
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