はじめに
本書は、プログラマーとして成長するために必要な97の知識をまとめた書籍です。著者の視点が非常に面白く、深い技術についてもわかりやすく解説されています。
章立て
本書は、以下の7つの章で構成されています。
1. コンピュータサイエンスの基礎
この章では、基本的なアルゴリズムやデータ構造、オートマトン、言語理論などについて解説されています。プログラムを書く上でこの章で説明されている知識は必須であると感じました。
2. Unix環境とツール群
Unix環境とその様々なツールについて解説。普段からコマンドラインを使っている人にはとても役立ちます。
3. プログラミング言語の概念
この章では、プログラミング言語に関する基本的な概念や抽象化技術について説明されています。いくつかの言語を学んだ経験のある方には、さらに深く理解するための知識が得られます。
4. プログラムの構造化とデザイン
プログラムの構造やデザインについての知識は、プログラマーとしての力量を高める上で非常に重要です。この章では、プログラム設計の際に知っておきたい原則やパターンについて解説されています。
5. オペレーティングシステム
オペレーティングシステムについて詳しく解説されています。システムの内部構造やプロセス管理、シグナルの扱い方について学べます。
6. ネットワークとプロトコル
ネットワークにおける基本的な知識や、TCP/IPプロトコルの詳細について説明されています。Webアプリケーションを作るための必須知識が身に付くと思います。
7. セキュリティ
セキュリティについての知識は、Web開発に携わる場合には必須となります。重要な情報が含まれるこの章では、セキュリティにかかわる技術や攻撃手法について解説されています。
おわりに
本書の特徴は、あくまでもプログラマーとして成長するために必要な知識にフォーカスしていることです。また、著者自身がエンジニアとして豊富な経験を持ち、その経験から学んだ教訓を解説として盛り込んでいます。プログラマーとしてステップアップするために必要な知識が詰まっているので、プログラミングや開発に興味がある人にはぜひおすすめです。
このレビューは「プログラマが知るべき97のこと」 (著: Peter Norvig, Stuart Russell、訳:藤原 聡) のレビュー記事です。
コメントを残す