書籍名:世界のこんなところに人がいる

概要

本書は、HONY (Humans of New York)という写真ブログで世界的に有名なブログを運営するブランドン・スタントンによる写真集である。

本書には、全世界で撮影された300枚以上の写真が収録されており、それらの写真に写る人々のストーリーが綴られている。

ブランドン氏は、カメラを持って世界中を旅しながら、様々な人々と出会い、彼らのストーリーや感情を写真に収めている。本書は、彼が訪れた地域や国の多様性を反映する写真とストーリーが収められている。

内容

本書は、美しい写真とともに、出会った人々のストーリーや感情、生活、信念などが収録されている。

例えば、ミャンマーの中心部にある山岳地帯に暮らす老夫婦の写真がある。彼らは利用できる飲料水が少なく、山の頂上まで毎日約3時間かけてそれを取りに行かなければならない。そんな過酷な生活の中で、老夫婦は豊かな笑顔を見せている。

また、マリで生まれたという女性が登場する。彼女は娘をテロリストに殺され、自身も何度も負傷しながらも、娘を亡くした人々を支援する組織を設立し、その活動を続けている。

こうした様々なストーリーが、美しい写真とともに収められており、読者は世界中に暮らす人々の姿や、彼らが抱える問題について深く考えることができる。

感想

本書を読んで、私は世界中にはまだまだ知られざる人々や、それぞれの人生があることを再認識した。ブランドン氏の写真に写る人々は、無名の人々ではあるが、その人々が直面する問題や、努力、笑顔に触れることができたことが本書の大きな魅力だと感じた。

写真は、その瞬間を永遠に残すことができる。それは同時に、写真に写る人々のストーリーを永遠に伝えることができるということでもある。本書は、そんな膨大なストーリーの中から、美しく、かつ強いメッセージを発信している。

世界の人々について知りたい人、感動したい人、改めて自分の人生を見つめ直したい人にオススメしたい一冊である。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です