概要
本書は、フランス革命期のロベスピエールの失脚から、ナポレオン・ボナパルトが皇帝に即位するまでの“世界史を変えた十日間”を描いた書籍である。著者はフランス歴史学者のルシアン・フェーブルであり、細かな史料に基づいて書かれた本書は、歴史ファンから高い支持を得ている。
内容
本書は、当時のフランス政治の動向やナポレオン一家の生い立ち、政治・外交における功績や失策など、多岐にわたる内容が網羅されている。特に、フランス革命期の混乱という困難な時期にあって、ナポレオンが如何にしてフランスを救い、また“皇帝”に即位するに至ったかが詳しく描かれている点が素晴らしい。
評価
本書は、膨大な史料をベースに執筆されているため、歴史ファンにとっては非常に興味深い内容だと思われる。また、著者自身が研究者であるため、その分析や考察にも深みがある。一方で、時系列的に難解な箇所もあり、一読では理解しきれない部分もあったため、一般向けというよりもやや専門的な書籍と言える。ただ、歴史ファンや専門家には是非お勧めしたい書籍である。
以上、『世界史を変えた十日間』についてのレビューでした。
コメントを残す