書籍レビュー:「群れなせ!シートン学園」

はじめに

「群れなせ!シートン学園」は、武蔵野プレスより刊行された、ウェブコミックを原作としたライトノベルです。原作は、井原西鶴賞を受賞した半井綾さんによるもので、テレビアニメ化もされた人気作品です。本書は、コミックス6巻までのストーリーをカバーしています。

あらすじ

シートン学園は、人間以外の種族も通う学園。そこに高校生の人間・獅子丸涼介が転校してきました。涼介は、子どもの頃から動物に興味を持っており、動物学者を目指しています。そんな彼が通うクラスは、人間以外の生徒たちが多数在籍しています。彼らは、各々が自分の種族の習性を持ち、言葉も違い、文化も異なります。そんな中、涼介はクラスの中でも特に異質な「オオカミ族」の女の子、ルリと出会い、彼女の運命を変えることになります。

感想

本書は、原作に忠実にストーリーが再現されており、以前からファンだった私にとっては非常に楽しめる作品でした。主人公の涼介が、異種族とのコミュニケーションに苦戦する姿や、ルリの成長が描かれるなど、キャラクターの心情描写も秀逸です。また、語り口も軽快で、読みやすさもポイントのひとつです。
ただし、物語はかなりコンパクトにまとめられており、原作を読んでいない人には、ストーリーの深さが伝わりにくいかもしれません。また、結末はやや唐突さを感じました。
総合的に見れば、原作を知る人にとっては楽しめる作品だと思います。

まとめ

「群れなせ!シートン学園」は、原作に忠実なストーリー展開と、キャラクターの心情描写が特徴のライトノベルです。ただし、ストーリーがコンパクトにまとめられているため、原作を読んでいない人には深さが伝わりにくいかもしれません。原作を知っている人には楽しめる作品だと思います。

参考になった人はぜひ、原作もチェックしてみてください!


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