『オールド・マンズ・ウォー』レビュー

あらすじ

未来の地球が舞台。70歳以上の人々が、若者には語り継がれるような通称「オールド・マンズ・ウォー」に参加することができる。主人公のジョン・ペリーは、妻を亡くしたばかりの老兵で、退役後も戦争に関する情報の解析を行う仕事に就いていた。ある日、彼はオールド・マンズ・ウォーに参加する決意を固め、宇宙戦艦に乗って地球を離れ、知られざる敵との戦いに挑むことになる。

感想

本書はSF小説の代表作の一つであり、登場人物たちの人間ドラマが描かれるのが魅力的だ。ジョン・ペリーを筆頭に、戦争の中での苦悩や友情、そして命をかけた決断など、様々な物語が展開される。また、登場する機械や惑星の描写も詳細で、想像力を掻き立てられる。

一方、本書は戦争を扱った作品であり、時には残酷な描写があることも事実。また、物語の展開に予想を裏切られることが多く、読み手は常に緊張感を持ちつつ物語を追う必要がある。そのため、純粋に娯楽を求める読者にとっては、読むのが苦手かもしれない。

総じて、本書はSF小説ファンにはオススメできる一冊である。冒険、友情、そして人間ドラマ。多くの要素が詰まっているため、一度読んでみる価値はあるだろう。

参考：Amazon.co.jp