書籍レビュー　「花へんろ」

概要

今回は、山を巡って旅をする女性たちを描いた山と旅をテーマにした小説「花へんろ」についてレビューします。

あらすじ

「花へんろ」は、登山経験がない４人の女性たちが「お遍路」をする話です。この旅で女性たちが超えていく壁を軸に、徐々に人間関係や個性が描かれます。そして、池田香代子の詩的な文章での自然描写が印象的で、登場する動植物について詳しく述べられています。また、登山がテーマの小説として、登山靴などの装備品や山の危険性、読み物リストなども紹介されているので、現地に行く前の参考にもなります。

感想

「花へんろ」を読了した私の感想は、自然描写に感心したということです。登場する動植物について、人々が見過ごしてしまう部分まで含めて丁寧に描かれています。納得できる自然描写があるので、小説中の山登りに思いを巡らせたくなる要素になっています。また、登山を題材にしているため、読後に自分で行ってみたくなるような高揚感を感じました。 一方で、小説中には人間関係や四人のキャラクター描写があるため、山登りの描写と学びをふわっとしてしまっていると感じる読者もいるかもしれません。

まとめ

「花へんろ」は、山や自然を愛する人々におすすめの小説です。登山をテーマにした作品として少し難易度が高いかもしれませんが、読んでみるとしっかりした自然描写が見られる秀逸な小説だと思います。読者が役に立てる情報も、登山をしている素人の私でも分かりやすい形で紹介されており、これから登山に挑戦する人にもおすすめできる作品です。

以上が「花へんろ」のレビューでした。