ストーリー概要
「流浪の月」は、謎のウイルスによって人口が激減した未来が舞台のSF小説です。主人公の少女・リバティは、母親の最後の願いである「20年前に行方不明になった父親を探してほしい」という依頼に応じ、不毛の地を旅することになります。しかし、彼女の行く先々では新たな問題が彼女を待ち受けていました。
登場人物
・リバティ:本作の主人公。16歳の少女。母親が亡くなった後、父親の行方を探すため旅を始めます。
・シュピーゲル:リバティが出会った青年。リバティの旅の仲間になります。
・リルダ:リバティが出会った、荒野で生きる孤児。リバティの旅の途中で同行することになります。
感想
この小説は、SF好きにはたまらないストーリーでした。未来という舞台設定の中で、“生き残るための方法”が厳しい現実が描かれています。登場人物たちは、それぞれに“何が正しいのか”を模索しながら旅をする姿がとても印象的でした。特に主人公のリバティが一貫して持つ“家族愛”は、心打たれました。そして何よりも、ラストで明かされる真実には驚かされました。
作品自体は少し文字数が多いため、読み応えがあって良かったです。また、文章も自然な流れで、物語に引き込まれるような筆致で書かれていました。ただ、時折詳細すぎる描写が入ると、読み飛ばしてしまいたくなる箇所もありました。
結論
「流浪の月」は、未来を舞台にしたSF小説として、物語の世界観や登場人物たちのそれぞれのストーリーなど、非常に魅力的でした。少し長めですが、一度手に取って読んでみる価値はある作品だと思います。
コメントを残す