書籍レビュー「サピエンス全史」

概要

『サピエンス全史』は、ユダヤ人歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏による、人類史を総括した書籍です。初版が発売されたのは2011年で、以来、世界中でベストセラーとなっています。本書は、人類が誕生してから現代までの歴史を、生物学・人類学・歴史学の視点から解説しています。多角的な視点から人類史を描いた本書は、現代社会を理解するために必読の書籍です。

内容

本書の中では、人類史を大きく4つの時代に分け、その歴史の中での主要な出来事を解説しています。最初の時代は「誕生した人類」で、紀元前7万年から紀元前9500年までを扱っています。その中で、人類が最初に現れた場所や、最初の農耕文明の誕生など、人類が歴史的にどのような変化を遂げたかを概観しています。続く2つの時代は、「農耕文明の到来」、「世界統一の時代」で、それぞれ農耕文明の発展、国家の成立、宗教の発展、科学技術の進歩などを解説しています。最後に、現代の時代について、労働や資本主義、科学技術の発展、環境問題など、現代社会にまつわる問題を取り上げています。

感想

『サピエンス全史』は、人類史の大局観を描いた書籍として、非常に興味深い内容でした。膨大な情報を網羅的にまとめているため、読み応えも十分でした。特に、歴史を生物学的な観点から見ることができるのは、新しい視点であると感じました。ただ、書籍自体が分厚く、難解な学術用語も多く出てくるため、一般の読者には難解かもしれません。しかし、人類史に興味を持っている方には、是非おすすめしたい１冊です。

以上が、『サピエンス全史』のレビュー記事でした。