「東京タラレバ娘」のレビュー

あらすじ

東京在住の三十路女子たちが主人公の物語。独身で恋愛に失敗し、仕事も上手くいかない彼女たちは、友情と笑いを通じて真の幸福を探す。物語は、主人公・松本あかりと、彼女の友人たち・山田理沙と三島紗千子の生活や恋愛模様、そして美容師役で登場する1つ年下の男性・渡部誠の存在を描き出していく。

感想

本書は、現代の独身女性たちが抱える問題を描いた、非常にリアルなストーリーであると感じました。主人公たちが失恋や仕事のストレスに見舞われながらも、友情に支えられながら前向きに生きて行こうとする姿勢に感動しました。また、3人のヒロインそれぞれが抱える恋愛事情も、若い女性たちなら共感するものが多いかと思います。

一方で、作品中に登場する渡部誠のような男性キャラクターは、女性たちから人気が高いようですが、私自身はあまり好感が持てませんでした。性格が浮き沈みが激しいため、作品の中で存在感を示すことは間違いないと思いますが、彼自身が持っている問題も多く、恋愛対象としては難しいかもしれません。

全体的には、本書は独身女性たちに向けた物語であるため、男性読者向けの作品と比べると、多少入り込みにくいところもあるかと思いますが、女性なら誰でも一度は経験したであろう、孤独や不安、悩みなどが丁寧に描写されており、共感するところが多いと思います。

まとめ

「東京タラレバ娘」は、現代の独身女性に向けた物語であり、非常にリアルに彼女たちの悩みや恋愛模様が描かれています。男性キャラクターの問題も多いですが、ヒロインたちの友情や前向きな姿勢など、ポジティブな要素も多く、読んだ後に元気をもらえる一冊だと思います。


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