あらすじ
高校生の勇気と岸が、陸上の全国大会を目指すために陸上部に入部する。しかし、部長が急に辞めることになり、後釜の監督が新たに着任。新たな監督の下、勇気たちは全国大会へ向けて練習をすることになる。
感想
この小説は、青春小説にありがちな少年少女たちのドラマを描いたものではあるが、特に陸上への熱意や努力を描く細かさが印象的だった。勇気たちは大会に向けて、一日も休まず練習を積んでいく。その中で、陸上への熱意がどんどん高まっていく様子は素晴らしかった。
また、この小説は個性的なキャラクターたちが多数登場している。それぞれが魅力的で、特に勇気の友人のクールビューティな容姿と内面のミスマッチ具合が印象的だった。
一方で、監督となった新たなキャラクターの人物像も興味深かった。彼女は繊細で、部員たちとのコミュニケーションに苦手意識を持っている様子が描かれているが、陸上部に真摯に向き合う姿勢は感動的だった。
全体として、この小説は陸上部の熱意とキャラクターたちの魅力が描かれた青春小説であり、非常に読み応えのある作品だった。
評価
私はこの小説に非常に感動し、青春小説好きなら必読だと思う。そのため、私はこの小説に5つ星の評価を与える。
※『風が強く吹いている』の作者:あさのあつこ
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