『震災国家日本:対策の経緯と課題』のレビュー

はじめに

『震災国家日本:対策の経緯と課題』は、松枝雅彦による震災対策の歴史と現状についての書籍です。この本には、日本が地震国家として直面している課題について、政府や社会を挙げた様々な取り組みや問題点が詳しく描かれています。私は、この本を読んで、今後の日本の災害対策について深く考えることができました。

内容

震災国家日本とは、毎年多くの地震が発生し、大規模災害のリスクが高い国である日本を指します。この本では、1923年の関東大震災から、近年の東日本大震災まで、日本が災害対策に取り組んできた歴史が紹介されています。特に、東日本大震災後の対策の流れや、震災時の実際の状況、今後の課題が詳しく書かれています。

政府や自治体、学界、民間団体など、様々な立場の人々が、災害対策にどのような役割を果たしているのかがわかります。また、それらの団体が現在抱えている問題点や、今後の課題についても記載があります。

この本では、単なる歴史の紹介だけでなく、「何が問題なのか」、「どうしたら解決できるのか」という問題提起があります。政府が何をやっているのかはもちろんですが、個人がどんな対策をするべきなのか、企業や学校などの団体がどのような責任を持つべきなのか、複数の視点から考えることができます。

感想

私は、この本の内容にとても感銘を受けました。東日本大震災があった時は、地震のことをあまり考えたことがなく、何も準備していなかった自分を反省しました。この本を読んで、今後は私も少しずつ自分でできる災害対策を考えていきたいと思いました。

また、政府が現在抱えている課題や、民間団体が行っている取り組みについて、より詳しく知ることができたのも良かったです。災害に対する意識が高まると、社会全体がより安全になっていくのだと感じました。

おわりに

『震災国家日本:対策の経緯と課題』は、日本が地震国家であることを踏まえたうえで、政府や個人がそれぞれどのように対策していくべきかについて考えさせられます。震災に備えることが、自分自身や他人を守ることになることを改めて感じました。是非、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

参考書籍: 松枝雅彦『震災国家日本:対策の経緯と課題』(中公新書)


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