はじめに
今回は、五輪に関する本「オリンピックはどうしてこんなに面白いのか?」のレビューをお届けします。書籍名通り、オリンピック、特に夏季オリンピックの魅力について、著者である山下泰裕氏が緻密なデータとともに紐解いている一冊です。以下、本の内容や感想を詳しくご紹介します。
本書の内容
本書は、オリンピックに関する様々なトピックについて、データを交えて解説する形式で構成されています。例えば、オリンピックの開催国がなぜメダル獲得数を伸ばすことができるのか、日本の陸上競技選手が五輪でメダルを獲得できない理由は何か、競技の多様性がオリンピックに与える影響といった課題が取り上げられています。
一つ一つのトピックについて、著者はその問題の本質を探り、関連するデータを引用しながら、オリンピックへの深い洞察を提供していきます。また、写真やグラフなども多数掲載され、視覚的にわかりやすくなっています。
本書の感想
個人的には、本書はオリンピックに深い関心を持つ人にとって非常に価値のある一冊だと思います。アスリートとして、五輪の現場で競い合うことは非常に特別な体験だと思いますが、オリンピックを見る観客としても深い知識を持っていることが、より楽しめるでしょう。
特に、本書で取り上げられているような、日本選手のメダル獲得が難しい理由については、より共感できるものがありました。一方、本書は競技の専門用語などを多用しているため、初心者向けの入門書というよりは、既にオリンピックに興味を持っている人に向けた内容だといえます。
まとめ
本書は、オリンピックの魅力について、科学的なアプローチで紐解いている良書です。オリンピックに深い興味を持っている人には特におすすめできます。ただ、競技の専門用語やデータが多いため、初心者にとっては難解かもしれません。全体的に、わかりやすい解説と、多数のグラフや写真を交えた見やすいレイアウトが評価できる一冊といえます。
(※本記事はAmazon.co.jpで購入した書籍のリアルな感想から作成しています)
コメントを残す