「振り返れば奴がいる」のレビュー

ストーリー

主人公である小説家・稲垣は、自身の小説の紹介会にて、幼少期に出会った少女・結菜と再会する。しかし、結菜は何かを隠しており、その真相を探るうちに過去の事件が明らかになっていく。

印象

この小説は、心理スリラーと推理小説の要素を両方持ち合わせた作品だ。物語の中で、主人公や結菜の心理描写が非常に丁寧に描かれており、読者自身も彼らの心情に共感してしまうことがある。さらに、事件が明らかになるまでの一連のヒントや伏線にも気づかせてくれるため、読者は一緒に事件を解決している感覚に陥る。

特に筆者が印象に残ったのは、結末の意外性だ。伏線やヒントはあるものの、本当の犯人を予想することはできず、驚きを与えられた。

まとめ

「振り返れば奴がいる」は、心理描写に特化した心理スリラーと、推理小説のヒントや伏線を上手く組み合わせた作品である。結末の意外性もあり、一気に読み進めたいと思わせる。読者が主人公や結菜と共に事件を解決するという体験ができるため、推理小説好きな方にはオススメの一冊だ。


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