書籍名:『半分青い』
著者名:井上荒野
あらすじ
主人公の静香は、10歳の頃に自閉症と診断された。彼女は、自分自身を家族や周りの人々と対話することができないでいた。しかし、彼女の母親であり、静香を支え続けた人物の清美は、ある日、自閉症児童のための施設で働くようになる。そのことによって、清美や静香の人生は大きく変わり始める。
感想
この本は、自閉症の子どもやその家族に対して、深い理解を与えてくれる感動的な物語だ。物語は、主に清美や静香の視点から描かれており、自閉症の子どもたちが社会に出ることの難しさや家族の支援の重要性を訴えかけている。また、清美のような介護者たちの労働環境もクローズアップされ、読者の共感を呼び起こす。この本を読んだ後は、自閉症や発達障害を抱える子どもたちや家族への理解が深まり、自分自身や周りの人々に対して、より温かい目で見ることができた。
おすすめ度
私はこの本がとても素晴らしいと思う。自閉症や発達障害に関して深く考えたことのない人も楽しめる内容になっている。また、実話を元にした作品であり、感情移入しやすく、家族愛や人と人との繋がりについて考えさせられる。この本を読んで、周りの人々にも読んで欲しいと思った。
※ページ数:360ページ
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