『図解 心理学』三上 延 著

本の概要

この本は、図解を交えながら心理学の基礎知識を解説している書籍である。初めて心理学に触れる人や、学校で学んだが理解しきれなかった人でもわかりやすい内容となっている。

内容の詳細

本書では、心理学とは何かから始まり、心理学の歴史、脳の構造や機能、感覚、知覚、学習、記憶、思考、判断、感情、ストレス、精神障害、心理療法など、幅広く解説されている。

また、各項目にはイラスト、チャート、図表、グラフなどが多数掲載され、視覚的に理解しやすくなっている。例えば、脳の構造や機能の解説では、立体的な脳の模型が掲載され、具体的な場所と機能を理解しやすくなっている。

さらに、各項目の最後には、「図解クイズ」という問題が掲載されており、自分が理解できたかどうかを試すことができる。

感想

本書は、「図解」が多用されているため、初めて心理学に触れる人でも理解しやすいと思う。また、難しい専門用語や概念も、イラストやグラフを用いてわかりやすく解説されているため、学校で学んだが理解しきれなかった人でも、再度読むことで理解が深まると思う。

ただ、例外的な場合や、症例に関しては詳細には触れられていないので、その辺りは他の書籍を読んだ方がよい。また、あくまでも基礎知識を解説した書籍であるため、より深い知識を求める人には物足りないかもしれない。

まとめ

初めて心理学に触れる人や学校で学んだが理解しきれなかった人におすすめの書籍である。イラストやチャートを用いた解説が多く、視覚的に理解しやすくなっている。ただ、基礎知識に限られるため、より深い知識を求める場合には他の書籍を読む必要がある。