概要
ディーン・クーンツの小説『オッド・トーマス』は、アメリカの小さな町で起こる不可解な事件を、主人公の青年オッド・トーマスが解決する物語です。オッドは、見えない世界と繋がっており、幽霊や亡霊を見たり、未来を予知する能力を持っています。そして、ある日町に入ってきた男を見た瞬間、その男が悪意を持っていることを感じ取ります。物語は、オッドがその男の正体や目的を探り出す過程を描いています。
感想
この小説は、ものすごく読みやすく、サクサクっと読めました。オッドの特異な能力が描かれるシーンは、非常に緻密に描かれており、ストーリーの流れに深みを与えています。また、オッドと町に住む人々の関係性や心情描写がとても丁寧で、登場人物達の人間臭さをよく表現しています。物語のクライマックスでは、オッドの能力を使ったアクションシーンもあり、とてもスリリングでした。しかしながら、オッドが見えない世界との繋がりや予知能力など、不可思議な要素が多く登場するので、SFやファンタジーが苦手な人にはおすすめできないかもしれません。
まとめ
『オッド・トーマス』は、主人公オッドの人間臭い描写や特異な能力が魅力的で、ストーリーもサスペンスフルで楽しめます。一方で、不可思議な要素が多く登場するため、SFやファンタジーが苦手な人には合わないかもしれません。全体的には、おすすめの一冊です。
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