あらすじ
主人公である18歳の高校生・綾瀬は、夜になると魂が体を離れ、成仏できていない人々の魂を助ける“霊能力”を持っていた。ある日、綾瀬は古びた民家に引っ越してきた謎めいた転校生・草薙と出会う。草薙に導かれ、綾瀬は過去に関わった事件や人々を追いながら、自身の“霊能力”が持つ真実を知っていく。
感想
この小説は、ミステリーとファンタジーの融合が見事に描かれている。綾瀬の霊能力や、それを通じて知ることができる“真実”に引き込まれるように読み進めた。
特に、草薙が持つ謎めいた雰囲気と、過去の出来事との関わりを知ることで、一気に物語が加速した。また、綾瀬の成長の様子や、彼女が直面する倫理的なジレンマも深く描かれていて、登場人物たちが非常に魅力的だった。
ただ、少し説明不足な部分があったため、ストーリーが一部スムーズに流れなかったと感じた箇所があった。それでも、物語の核心に触れることができ、最後まで楽しめた。
まとめ
『夜の蝶』は、不可思議な魅力を持ったファンタジーミステリー小説だ。ストーリーが一部スムーズに流れなかった部分もあるが、綾瀬や草薙などの登場人物たちが魅力的で、物語の核心を掴める深みがある。ファンタジーとミステリー要素が好きな人におすすめしたい。
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