ストーリー
ニューヨークに住む少年、カリムは、母親とともに暮らしていたが、突然母親が行方不明になる。ある日、路上でチェンバロを演奏する謎の男に出会い、男に誘われて古いマンションにたどり着く。そこで、カリムはバイオリンを弾く人形、アニメタちゃんに出会う。アニメタちゃんは、カリムに母親の音楽教師であったという男・デイヴィッドの日記を託し、カリムは探し始める。
感想
本作は、失ったものと出会うことで、人間として成長していく少年の物語である。カリムの成長過程や、アニメタちゃんやデイヴィッドの過去が描かれ、一つ一つのエピソードが非常に心に残る。また、バイオリンやチェンバロの音楽的描写も印象的である。ストーリー展開も巧みで、最後まで読み応えがある一冊である。
まとめ
『バイオリンを弾く人形』は、失ったものや出会い、音楽を通じた人と人との繋がりが描かれた感動的な物語である。中でも音楽に対する愛情や、音楽によって生まれる感動が非常に素晴らしく、読み終わった後に胸が温かくなる。オススメの一冊である。
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