物語の概要
主人公・花柚が恋人役を演じることになった黒王子・椋木くんとの恋物語が描かれています。しかし、実は椋木くんは花柚が知らない嘘をついていたことが発覚。椋木くんとは別れたい花柚だったが、彼からの譲れないお願いを聞かされ、彼女はある条件のもとで彼と恋人役を続けることになるのです。
印象に残ったシーン
私が一番印象に残ったのは、椋木くんが花柚に対して嘘をつくシーンです。椋木くんは、花柚に「彼女がほしいから付き合ってくれ」と頼まれ、彼女を演じることになります。しかし、実は椋木くんは一人でいるときに「いいな」と思う女の子に近づき、自分の彼女だと嘘をついていたことが発覚するのです。彼女である花柚には嘘をつかずにはいられなかった椋木くんの葛藤が深く描かれており、読み進むうちに彼のキャラクターにも共感が湧いてきました。
作品評価
私がこの作品を読んだ理由は、アニメ化されたことや主演を務める平野紫耀くんが好きだからですが、読んでみるととても面白かったです。恋愛小説としての王道ストーリーで、笑える場面もある一方で、感情移入できる場面も多くありました。また、登場人物たちの言動や思考がリアルで、ストーリーの中の人物像が立体的であることも評価できます。続編も出版されているため、読み進めたいと思いました。
まとめ
『オオカミ少女と黒王子』は、ラブコメディとしての定番要素を持ちながら、登場人物たちの心情がしっかりと描かれている作品です。最初は椋木くんに対して嫌悪感を抱いていた私も、彼の葛藤に思わず涙してしまうほどになりました。恋愛小説やマンガが好きな方にはオススメできる作品だと思います。
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