概要
これは、サブタイトルにある通り、生きるための技術を教える書籍である。筆者の松浦晋也氏は、元SEALDsメンバーであり、岩手県沿岸部の被災地支援にも携わった経験を持つ人物である。本書では、彼の経験を通じて、一般人が未来に備えるための対策を具体的に紹介している。対象となるテーマは、『生活』、『災害』、『安全保障』、『社会』など、多岐にわたる。
内容
本書で最も印象的だったのは、『生活』に関する章であった。コロナ禍により、一度も自宅から出ないで生活する人が増えた影響もあり、本書のアドバイスは非常に重要だと感じた。例えば、飲料水や食料の備蓄の方法、自家製無線機での通信方法、そして断水時に自宅でのトイレを工夫する方法などが紹介されている。
また、『災害』に関する章では、被災地での実体験を基に、その時に役立ったアイテムや知識を紹介している。例えば、懐中電灯が役立った経験から、バッテリーの持続時間が長いものがおすすめであると語る。
おわりに
本書は、現代に生きる我々にとって、非常に役立つ情報が満載の書籍である。筆者の経験に基づき、一般人が未来に備える方法を具体的に示している点が、非常に魅力的である。是非、一度手に取って読んでみることをお勧めする。
※『生きるための技術』(松浦晋也著、ダイヤモンド社)
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