『壊れた鎧のプリンセス』レビュー

ストーリー概要

『壊れた鎧のプリンセス』は、騎士団に所属する騎士・クリスと、自由を愛する盗賊・リアの出会いから始まるファンタジー小説です。

クリスは、王国からの調達業務に従事する中で、自分が属する騎士団や王国のあり方に疑問を感じ始めていました。一方のリアは、自分の仲間と自由に生きることを望んでいました。

ある日、彼らは偶然出会い、お互いに惹かれ合っていきます。しかし、彼らの過去や周囲の環境が彼らを分かつことになります。物語は、その葛藤や障害を乗り越える過程を描いていきます。

感想

本作は、恋愛要素と冒険要素を備えた王道のファンタジー小説です。主人公らはそれぞれに強く、優れた能力を持っていますが、その驕りや過去のトラウマなどによって苦しんでいます。

特に、クリスの内面の葛藤や、リアの自由を求める強い意志には共感を覚えました。また、彼らがそれぞれに確立した信念によって、自分自身を成長させていく描写が丁寧に描かれていると思います。

その一方で、時折ファンタジーならではのアクションシーンや、謎解き要素も盛り込まれているので、飽きることがありません。

ただ、サブキャラクターの掘り下げが浅かったり、ストーリー展開が予想通りであったりする点は少し残念でした。

まとめ

『壊れた鎧のプリンセス』は、ファンタジー小説の王道を演出した作品で、主人公の葛藤や成長に感情移入することができます。また、アクションシーンや謎解きなどもあり、サクサクと読むことができます。ただ、サブキャラクターの掘り下げやストーリー展開が予想通りであったり、ラストに至る展開も安直だったりする点が少し残念でした。


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